こんにちは!ダンサーの白井真優です。
公演Blueも終わり、新しい指導や、活動も始まり、新しい生活が始まってきています。
しかし、どれだけ忙しくなっても、自分の方向性を定めようと、少し今後の自分のリサーチテーマを考えてみました。
私事ですが、興味のある方、最後までどうぞ、よろしくお願いいたします。
白井真優は4月29日と30日にダンス公演Blueを行った、白井初のソロダンス公演は無事終演!
Blue公演の写真 by Mizukawa さん
Blueのその後、友人から公演についての評価メモのようなものをもらいました。
そこに書いてあったのは、「制限がある低予算な空間だからこそできる面白みもある」ということであった。
大舞台でできること、小舞台でできることの面白さがある、
低予算という制限が舞台を工夫し、そこに自分の持てるだけのお金を費やしてやる楽しさ面白み、もあるのではないかということに気づかされた。
助成金などの後ろ盾をつけることなく、自分の作りたいことを作る。
よく助成がとれなかったから作れないという言葉も聞くが、どうなのだろう。。。
私はNY在住時、友人が自身のアパートで公演をしたこともあった、家のソファーで観劇したこともあるし、アパートの屋上で観劇したこともある。
制限を活かすこともできるのである。
制限の中で作ることの面白さ。助成金をとれなかったからこそ、確かに今回学んだ。
大舞台で見る、派手な舞台芸術、最新技術を導入した演出等、
舞台にはお金というものが貼りついており、観客もそれが見たいと思っているのかもしれない。
しかしながら、私は舞台空間を研究したい、舞台がこれから自分にとってどうあってほしいのか、私は何を伝えていきたいのかを模索していきたい。
そこに本当に、莫大なお金がいるのか?今回のように、私はこれからもいろんな制限を逆手にとって作品をつくるというのも面白いと思う。
SDGsという言葉が世間では横行しているが、これからダンス活動や、芸術活動ももっと工夫していく、継続的である(経済的、環境的)という工夫が必要であり、私自身もどのように、自分が持続可能に作品を作っていけるのか?ダンス探求できるか?プラス自分の人生をどう持続可能に豊かにしていくべきなのか?という問が湧き上がってきた。
Blue後、どのようにダンス探求を進めていこうか?というモンモンとした日々が続いてい
た。
しかし、いろんなことが起こり、今の自分に必要なことが少しずつ見えてきた。
1つ目は芸術家コミュニケーションの場をもとめていること
私はよくデッサンモデルをしていて、その会には最後に合評会があり、みんなが色々話し合い、先輩に意見を求めたりする現場を見て、芸術家としてコミュニケーションの場、話し合ったりするサロンのような場所を私も必要としていること。
2つ目は能動的な現場を求めていること
そのデッサンモデルでの経験もあり、何か自分も振付師のコミュニティ話し合える場所を探していたら
日本でも有名な振付コースのある、某プログラムの説明会に参加ができた
よいプログラムであるが、がっちりとしたプログラム内容で
今の自分はもっと能動的につかみに行くような人生を求めていることに気が付いた。
自分の嗅覚(比喩です)を信じ、とことん探しに行き、自ら探り当てていく作業がしたいのである。
3つめは現場にいきたい
その後、友人が紹介してくれた、オンラインのアーティストサロンのようなプログラムを見つけたが、オンラインであるということに少し疑問が出た。
今後のオンラインの重要性はわかるのだが、
もっとローカルの大切さを見渡す必要があるのではないのであろうか?
と考えだした。
そういえば、4つ目のこととして、5感を感じたいということもある。
実は5月にコロナにも感染していた。(風邪程度ではあったが)コロナでの自宅療養を通じて、少し身体を休めたことで、私の地域に住んでいる空間、風の音や、木がそよそよ動く感じ、私の家は海も近いがその海のきらめき、
それは五感に染み渡るものであり、頭ではなく、心、身体で感じることなのであると気づいた。
舞台探求やライフワークも五感でなるべく感じれることを行いたい。
今の私は、実際にその空間にいること、そこで感じることを最重要としているのだ。
さて、ではどのようにその方向に向かってゆけばいいのか。。。
これからの自分のリサーチテーマ
サステイナブルなダンス活動を
ダンス活動も、人生そのもの、まずは自分の人生がイキイキとしていくべきだと思う。
ダンスも人生も持続可能にイキイキとするためには私はどうすればいいのか?
今年、私はその空間い行くことを大切にしたい、オンラインの可能性を目指すよりももっと、自分が赴ける範囲の空間でできることをしたい。
そして、舞台空間の模索も続けたい。
始めは1つ目の気づきであったように、急にアーティストの交流場を作るのは難しい。
私のような無名のアーティストが人を集めるのは難しいのである。
なので、まず始めは自分で月一のダンス研究会を行おうと思う。大阪港の公演Blueを行ったスタジオを予定。
そこで始めは白井の作品(ショート作品)を毎月発表、ダンス仲間、舞台仲間、表現仲間を増やしていきたい。
アーティストがパフォーマンスを見せ合い、切磋琢磨していけるようなサロンの場を作っていきたい。
ですので今後の予定(あくまでも予定です)
7月ダンス研究会開始
8月ダンス研究会 それと 埼玉で御活動の先輩アーティストを訪問(この方は既にダンサブルという言葉を作り、持続可能なダンス創作活動を埼玉の自然豊かな場所でされています)
9月 生徒さん発表会? とダンス研究会
10月ダンス研究会
11月ダンス研究会 おそらく、大舞台も入ります(こちらはお仕事ですが)
12月ダンス研究会
1月ダンス研究集大成(コンサート)
来年は日本を出るかもしれません。何事も一期一会、これを読んでくださってる皆様にもまたご縁があり、お会いできますように。
またよろしくお願いいたします。