この作品は2018年11月4日に行われたユスカル!若者文化市にて発表されました。
作品タイトル「秩序の中の無秩序」
構成、監督)白井 真優
振り付け・パフォーマンス)白井 真優・宮原かなえ
この作品はNY時代の友達(NYで役者として活躍されていた)宮原かなえさんとの作品です。
東京に住む彼女で、大阪に住む私との作品を作れるかと考えましたが、どう考えてもこの作品は彼女しかいないなーと思い、二人のスケジュールを合わせなんとか完成させた作品です。
音楽はYoko Ono でThe Sun Downです。
初めて聞いたのは、
自分がオフィスで、確か住所をひたすら打つという作業を行っていた時、たまたまながれたこの音楽に、自分の動きがマッチして、なんとも歯がゆい思いになりました。
なんだ?この気持ちはと思い、作品案がパっと頭に浮かびました。はじめ、パフォーマーが床に、文字をひたすら置き続ける、という作品イメージが浮かびました。人間が秩序的な行動を繰り返して、その中から空虚感のある作品を作りたいという思いが浮かびました。
秩序的な行為を続けた結果、電池だけが入ってずっと動き続けているようなおもちゃになったような気持ちになる時があります。
秩序の中にある、人間の変にハイになってような感覚、自分の感情とは違うところで、身体だけうごいているようなそんな感じです。
ずーっとそれを続けていると自分の感情さえも失ってしまいそうなそんな感じです。
それを今回作品では、人間の秩序を保とうとすう自分と、素直な自分の心?魂?のような存在を役者とダンサーという形で表現してみました。
役者さんとダンスがシンクロナイズするようにしかしそこに役者ならではの動きとダンサーというもう少し抽象化した動きの二つを、日常の表面的な自分(秩序を守らなければならないと思う外見の自分)を日常的な動きである役者さんで、抽象的な中身?本能?の自分をダンサーで表しました。
二人で秩序のイメージ、無秩序のイメージ、動き、シチュエーションなどいろいろ二人のアイデアをすり合わせていくのは大変面白い作業でした。そして、違う人間だからこそ学ぶこともたくさんありました。やっぱり人とものを作るって楽しい。
学生じゃない二人だからこそ、社会や、秩序に対して思うことがあり、かなえちゃんもいろいろいい意見をだしてくれコラボレーションから大変勉強になりました。
さてさて、動画もぜひ、見ていただければと思います。
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